ふくらはぎの女(ひと)【完】

逆にどんどん

どんどん沈み込んでいった私は

母にまでも励まされたり

慰められでもしたら、たまらないと思った。

なので母と家で顔を合わす時

特に、向かい合って一緒にご飯を食べる時なんかは

干からびたような胸の内に気づかれまいと

必死で明るく振る舞っていた。



しかし。

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