Special Cookie
女の人は私に笑顔を向けるとちょっと待っててねと言ってまた奥に入っていった。




でもここのケーキ、とてもおいしそう。買って帰ろうかな。




そんなことまで思ってしまった。数分後、女の人が戻ってきた。






「あのクッキーの作り方のレシピ、
作ってもらえることになったから明日夕方にまた来てくれれば教えるわよ」





「本当ですか?!」





「かわいい女の子の恋の手助けができるなら私も嬉しいわ」





恥ずかしさを偲んで言ってよかった。
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