Special Cookie
「あーどうしよう」





とうとう来てしまった月曜日。





軽い気持ちで高木に話があるから放課後あけといて。






とは言ったけどいざ来るとどうしていいのかわからない。





歩美はがんばれというだけで


私が昨日作ったクッキーの数枚をぱくりと口にいれておいしいと言って帰ってしまった。




教室の中には高木がいる。



私は掃除をしていて今、戻ってきたところ。





でも人がいなくなるのを待って教室の扉を開けた。



高木は自分の席に座っていた。
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