Special Cookie
「美咲、ぼーっと見ないの。でもほんとあの子彼女になっちゃうかもしれないよ」




「えーそんなのやだ。どうしたらいいと思う?歩美」




「んーじゃあ美咲もお菓子作ってみたら?」




「え?!だって私、お菓子なんて作ったことないよ」




「本とか見たらいいじゃない」




「んーでも・・・」




「じゃ明日クッキーのお店に行って作り方教えてもらったら?そしたら美咲もそのクッキーが食べれて一石二鳥じゃない」





あ、その手があった。




だけど私はいつもお母さんに買ってきてもらうばかりでどこのお店かもわからない。



それはお母さんに聞けばいいか。


うん。そうしよう。




それにその店のものだったら他のものも食べれるかもしれない。


早瀬美咲、頑張ります。
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