Special Cookie
綺麗な女の人が私を見て笑っている。ケーキもどれもとてもおいしそう。

でも私の今日の目当てはあのクッキー。

にこっと私も笑顔を返すときょろきょろと店の中を見渡した。

でもあのクッキーはない。そうか。特注だからお店には並んでないんだ。


「すいません」

「はい」




「あの・・・クッキーをお願いできますか?」




「あら、あなたがあのクッキーの・・・ちょっと待っててくださいね。すぐお持ちしますから」





女の人はそういうと中に入っていった。



それにしてもどれもおいしそう。
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