AKANE -もう一度、逢いたい-
◇第三章:彼女を救えるのは誰もいない
◇◆◇◆◇
君は決して振り返らない。
俺とは反対方向に
君は進んでいくだけだった。
もう君に手を伸ばすことは
不可能だろうか。
悩み、
苦しみ、
共感できない全て。
俺は別の道を
進むべきなのかもしれない。
でも、その俺の道は
見当たらなくて進めない。
暗闇のままで、
光がないから…。
◇◆◇◆◇