『愛してる』って囁いて。
最近、家でも更に冷たくなったのはそのせいか......。
「...辛いなら、相談してね?」
真菜の優しい言葉に、胸が温かくなる。
「真菜...、ありがとう......」
「何言ってるの~!親友じゃん!」
真菜がそう言ってくれると、頑張れる気がする!
いい親友がいて幸せだ~...。
「...ねぇ、葉月。怜さん、葉月の事好きだと思うよ」
怜が私を好き......?
そんなの絶対あるわけないよね。
「ううん。絶対好きじゃないよ......」
「葉月......。私がお嫁にもらってあげるっ!」
「え~!」
いつの間にかコーヒーが運ばれてきたのを忘れるほど、私達は盛り上がっていた。