ワンだふる·ワールド11~ワンコの読書~《TABOO》
ドギーライブラリーにて
健全な青年男子は…盛りのついた犬だと思う。
「面白いか?」
携帯小説サイトで小説を書き出した婚約者、修一。
文才があるね!という嘘を鵜呑みにして、留守番は小説を書いて待つらしい。
信じて疑わないその健気さは……かけがえのない忠犬ハチ公だ。
創作に意欲的なハチを尻目に、私も彼に内緒で小説を書き始めた。
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