僕の隣にいる彼女
ガラガラ

教室のドアが空いた。

入って来たのは女子だ。
しかも美少女だ。





なんだ………女子かぁ……

僕には女子の友達は要らない。
まず友達が要らない。

僕は一人、本を読んでいた。

可愛い…………馬鹿馬鹿しい!

「席は……岡山の隣だな。」

えっ。
僕?
嫌だな………鋭い男子の視線。

僕的には、隣なんか嫌だな。
誰にでも振り撒く笑顔。

鳥肌がたつ

「岡山君よろしく。私は桜吹雪(さくらふぶき)

僕は岡山優太(おかやまゆうた)

意外に礼儀正しい奴なんだな……。

あまり関わりたくないけど。

相談出来るのは…

妹?
嫌々出来ないだろ?
妹には!

僕は一人また本を読んでいた。

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