プリンセス~初恋は暴走族~
テントに私を降ろすなり、優馬は私を抱きしめた。
大好きな優馬の腕と匂いに包まれ、幸せを感じる.....
「会いたかった.....ずっと.....
6年間、1日も蘭奈を想わない日は無かった.....」
........優馬........
「私も......会いたかった!」
会いたくて会いたくてたまらなかった....
「だったら勝手にいなくなんなよ!
あんなふざけた紙切れ置いていきやがって......
なんだよ......幸せになってって....
俺は蘭奈がいるだけで幸せだし、蘭奈がいなきゃ幸せになれねぇんだけど?」