プリンセス~初恋は暴走族~
その子はかなり可愛い女の子だけど俺にそっくりだった。
唖然とする俺に女の子はとびきりの笑顔で話しかけてくる
「ねぇパパでしょ!?
さくらだよ!」
......さくら?ってゆーのこの子?
「ずっと会いたかったんだからね!?
ママにパパのこと聞いてもいっつも教えてくれなかったのー」
この状況をどうにかしたかった。
たとえ俺にそっくりだとしても俺には子供達なんていない。
この子は迷子だ。
そう思って聞いただけだった。