世界を滅ぼしかねない魔王に嫁いだお姫様。






「…ねっ、ルキ、…ッア、ン、もぅ、ゃめょ…、」


ミラが息も絶え絶えに言うが、ルキはやめようとはしなかった。



「……姫様は嫁がれるのでしょう? ならば、毎晩このような、いえ、これ以上の淫らな行為をしなければならないのですよ?」



ルキが、顔を上げたかと思ったら、平然とこのようなことを言ってきた。



「……そ、れは、――…ひッ、あン、ふぁ、ぁ」


ルキが魔王に噛まれた跡を舐めた時、ミラは体をしならせ、声を上げた



跡を舐めた瞬間、ルキは額に汗を浮かべ、ミラから退いた。



「はぁ…、ぁッ」



ミラが息を整えていると、ルキが震える手で頭を撫でてきた。





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