世界を滅ぼしかねない魔王に嫁いだお姫様。
世界の国々には、それぞれ役目がある。
風をおこす国、火を灯す国、水を流す国など…、
それぞれの国がまとまることで、人々の生活が成り立っている。
その中枢を担っているのが、太陽の国、ライク国だ。
反対側に位置する、月の国、ペルト国と均衡を保つことにより、世界に昼と夜をもたらしていた。
だが、世界に穴が空いたことにより、ライク国とペルト国の働きが鈍り、太陽と月が空に出たまま動かなくなってしまったのだった。
世界に昼と夜が消えてしまったのだった。