ファニープリンス



違う!!と否定しても、なぜか男の子たちまで冷やかしてきて写真まで撮られる始末に。




「ちょっなに撮って!!」



携帯を奪おうと手を伸ばしたくても、そうちゃんにがっちり抱きしめられて身動きがとれず。




「なーんだ。だったら二人だけで楽しめよ!」


「そーそ。うちらはここで続きしてるし!」



いや!!私も続きにいれて!!


と私が口を出す前に、



「じゃ、遠慮なく連れてく」


「そっそうちゃん!!」


そうちゃんは私を抱き上げてしまって、どこにも逃げ場がなくなってしまった。


お店の人は迷惑そうに見てるけれど、ちゃっかりそうちゃんをじーっと見て頬を紅くしていて。



誰も私を助けてくれる人などおらず、私はすぐに店をでるはめとなった。








< 24 / 31 >

この作品をシェア

pagetop