ファニープリンス
違う!!と否定しても、なぜか男の子たちまで冷やかしてきて写真まで撮られる始末に。
「ちょっなに撮って!!」
携帯を奪おうと手を伸ばしたくても、そうちゃんにがっちり抱きしめられて身動きがとれず。
「なーんだ。だったら二人だけで楽しめよ!」
「そーそ。うちらはここで続きしてるし!」
いや!!私も続きにいれて!!
と私が口を出す前に、
「じゃ、遠慮なく連れてく」
「そっそうちゃん!!」
そうちゃんは私を抱き上げてしまって、どこにも逃げ場がなくなってしまった。
お店の人は迷惑そうに見てるけれど、ちゃっかりそうちゃんをじーっと見て頬を紅くしていて。
誰も私を助けてくれる人などおらず、私はすぐに店をでるはめとなった。