画面じゃなくて俺を見つめて。
「へ…?」
言葉を理解したれん。
綺麗な笑みが徐々に歪んでいくのが見ていられなくて俺は目をそらした。
「なんで…?意味わかんないよ…。」
俺は…
れんの方がわからないよ。
俺にとってのお前ってなんだ?
そんなこと、聞かなくてもわかる。
ただ、れんの口からどうしてもそれは聞きたくなくて。
逃げてばかりいたんだ。
それじゃいけない。俺達は幸せになれない。
…そんなのただの言い訳だな。
ごめん、れん。
傷ついた……