画面じゃなくて俺を見つめて。















俺が最後に見たれんの姿は







今にも泣き出しそうで。









俺が最後に聞いたれんの声は







何度も何度も、俺を呼び止めるものだった。














家について、不意に開いたケータイには






幸せそうに笑う俺とれんのツーショット。




















れんと別れたことは正解だったのかわからない。







ただ心が痛くて。





胸が苦しくて。










無邪気に笑う最愛の彼女を…俺は手放した。













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