見えない家族
「エミ?どした?」

足を止めた

「エミ?」

全身がゾッとした…だって…













「女の子がいる…」

「え?いないよ?」

「え?だってそこに…」

小さい女の子がいた

「エミ…もしかして幽霊が見えるの?」

「え?見たことないけど…もしそうなら…、さゆりは引く?」

「ううん、どんなエミでもわたしは受け入れる」

「ありがとう」

「いいえ、で?そこに誰かいるの」

「うん…小さい女の子」

「何歳?」

「わかんないけど二、三歳くらい?」

「ママ?」

「え?」
喋った…しかもママ?!
「どうしたの?」

「喋った…」

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