見えない家族

「3日…、ごめんね…"みう"…」
あたしは子供にみうと名前を付けた

指を差し出すと力一杯握ってくれる…

「みう」

名前を呼んでくれたのが嬉しいのかな、すごく笑ってる



寝たきりだけど楽しく3日を過ごした…

その日まで旦那は来なかった…

責任を感じてるのかな…





3日目の夜…

みうは息を引き取った…

「みう!…みうぅ!…っ」

家族が減った…

ごめんね…みう…

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