《続》俺様ホストに愛されて


緊張とかしないのかな。


あたしだったらするけど。



「土産とかなんも持って来てねぇな。ちょっとそこの売店寄るぞ」



曲がり角にある売店を見て、リュウがあたしの手を掴んだ。



「そんな気使わなくていいよ。急に来たんだから持ってる方がおかしいって」



リュウの体を引き止めるように手を引っ張る。



「いや、初めが肝心だからな」



だけど逆にリュウに引っ張られて、結局売店に入ることになってしまった。



いいって言ってるのに豪華なフルーツバスケットと、お菓子の詰め合わせを購入してから病室へ戻った。


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