《続》俺様ホストに愛されて
「今日だって、話があるって言われて……別れ話されるのかなって」
泣きながら話すあたしの背中を、リュウは優しくトントン叩いてくれた。
その優しさに余計に涙が溢れる。
「リュウの……気持ちがわかんないよ……あたしのこと、好き?」
そこまで言い終えた後、リュウの背中にギュッとしがみ付いた。
大きくて広い胸板。筋肉がしっかり付いてて男らしさを感じる。
懐かしくて温かいリュウの胸の中。
「あたしは……好きだよ」
リュウが、好き。
「だから……離れて行かないで」
お願い、側にいて。
さっきお父さんの前で言ったことがウソじゃないなら、一生側にいて欲しい。
「……ごめんな」
えっ⁉
ごめんって……⁉