《続》俺様ホストに愛されて
するとリュウはフッと口元を緩めて艶やかに笑った。
暗闇の中に浮かぶその顔にドキッとする。
「無理なんかしてねぇって。長く続けられる職業でもねぇし。それがお前を苦しめてる原因なら全く未練も残らねぇよ」
「ごめんね、浮気してるんじゃないかって疑って……。本心じゃないからね」
あたしが疑ったこと、気にしてたんだね。
リュウはいつだってあたしのことを考えてくれてた。
それはずっと変わらないリュウの優しさ。
「俺もひどいこと言ってごめんな」
なんだか今日のあたし達は謝ってばっかり。
だけど、その度に胸の中のモヤモヤが晴れて行く。