《続》俺様ホストに愛されて
「でね、この前の帰りに車の中で告られたの」
アルコールのせいなのか、大樹に酔いしれているせいなのかはわからないけど、亜希の顔は真っ赤。
その顔には満面の笑み。
リュウと大樹はよくわからない経営の話をし始めたから、あたしと亜希は恋バナに花を咲かせていた。
「でも2人がくっ付いてくれて嬉しいよ‼結婚したらあたしが亜希の義妹になるのかぁ」
なんかそれってすっごい嬉しいかも。
親友っていう絆以外にも、家族の繋がりが出来るんだ。
「も〜‼まだ付き合い始めて3ヶ月なのに、結婚なんて気が早いよ〜‼」
「そう?まんざらでもないくせに〜」
カシスオレンジを口にしながら亜希をからかう。
こんなチャンス滅多にないもんね。
「えへへ、バレた?」
「バレバレだよ」
だって全然嫌そうじゃないもん。