《続》俺様ホストに愛されて


「でね、この前の帰りに車の中で告られたの」



アルコールのせいなのか、大樹に酔いしれているせいなのかはわからないけど、亜希の顔は真っ赤。



その顔には満面の笑み。



リュウと大樹はよくわからない経営の話をし始めたから、あたしと亜希は恋バナに花を咲かせていた。



「でも2人がくっ付いてくれて嬉しいよ‼結婚したらあたしが亜希の義妹になるのかぁ」



なんかそれってすっごい嬉しいかも。


親友っていう絆以外にも、家族の繋がりが出来るんだ。



「も〜‼まだ付き合い始めて3ヶ月なのに、結婚なんて気が早いよ〜‼」



「そう?まんざらでもないくせに〜」



カシスオレンジを口にしながら亜希をからかう。


こんなチャンス滅多にないもんね。



「えへへ、バレた?」



「バレバレだよ」



だって全然嫌そうじゃないもん。


< 127 / 210 >

この作品をシェア

pagetop