《続》俺様ホストに愛されて


「ま、そこも含めて妃芽を選んだんだもんね。なにも心配することないか」



独り言のように呟く亜希に向かって唇を尖らせる。



意地っ張りなところを直さなきゃいけないのはわかってるんだけど中々難しい。



直そうって気はあるんだけどね。



「とにかく……1番におめでとうが言いたかったの」



それだけ言ってから、亜希は控え室を出て行った。



なんだかんだ言いながらも、あたしは亜希が大好き。



これからもこんなあたしをよろしくね。



「あ、すみません。続きお願いします」



メイクさんに向かって小さく頭を下げた後、さっきまで座っていた椅子に腰かける。


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