《続》俺様ホストに愛されて
「ドレスが似合い過ぎてて……ドキドキしまくってやべぇんだよ」
えっ⁉
「なっ……」
気まずそうに目を泳がせながら頬を掻くリュウの顔は真っ赤だった。
その一言であたしの中のドキドキも一気にヒートアップして行く。
普段あたしがドキドキさせられることの方が多いから、リュウのこんな姿ってかなりレアもの。
だけどあたしの顔もかなり真っ赤。
「あんまそんな顔で見つめんなって。それと……」
耳元に唇を寄せてリュウが小声で囁く。
「他の男見るのも禁止」
相変わらず独占欲が強くてわがままで。
「バージンロードは────」
イタズラっぽい声を出しているけど、どことなく真剣なリュウの姿にドキドキが止まらない。