《続》俺様ホストに愛されて
おまけ*1
「あ、おかえりー」
すっかり日が暮れた寒い冬の日。
スーツに身を包んだリュウが体を震わせながら帰宅した。
「外やべぇ、マジ寒い」
鼻の頭を真っ赤にさせて、温もりを求めるようにあたしを背後から抱き締めて来る。
「リュウは本当に寒がりだね」
冷たくなったリュウの手にそっと自分の手を重ねる。
すると、今度はその手をリュウが握り返してくれた。
「妃芽の手……いつもあったかいからホッとする」
「でしょ?あたし、体温高いんだ」
「ぷ。子どもみてぇだな」
こ、子ども……。