《続》俺様ホストに愛されて
おまけ*2〜番外編〜
季節は巡って梅雨の時期がやって来た。
6月下旬。
「あーあー」
伝い歩きをするようになった結翔君を見て自然と顔が綻ぶ。
「やばーい、可愛い」
この前見た時はハイハイをしてたのに。
子どもの成長ってあっという間なんだね。
顔付きも前よりもっとはっきりして来た。
それにしても
小さい子って、どうしてこんなにムチムチしてるの?
汚れのない綺麗な瞳に、天使のように愛らしい笑顔。
そんな結翔君も、もうすぐ1歳になる。
「成長していくのを見てると幸せを感じるけど……なんせ子育ては大変だよ」
肩や腕をさすりながらユメさんが言う。
「体力がないと体が持たないしさ。それに見てよこの腕‼筋力がつきすぎて太くなっちゃったの」
「元が細いんだから、そんなに気にすることないよ」
今くらいがちょうどいい感じだし。