《続》俺様ホストに愛されて
数日後。
ピンポーン
夕飯の後片付けをしていたところに、来客を知らせるチャイムが鳴った。
こんな時間に誰だろう。
「えっ⁉」
エプロンで手を拭きながらモニター画面に映し出された人を見てびっくり。
「ユメさん⁉」
慌てて通話ボタンを押す。
思いつめたように見えるユメさんの腕の中には、気持ち良さそうに眠る結翔君がいた。
「ユメさん、どうしたの?」
聞かなくたって、ユメさんの姿を見ただけでピンと来た。
「ヒロトと言い合いになって……ムカついたから出て来ちゃった。悪いけど、泊めてくれないかな?」
「う、うん。とにかく開けるね」
そう言って解錠ボタンを押した。