《続》俺様ホストに愛されて
あたしにはユメさんの気持ちがよくわかる。
「本人が否定してんだろ?だったら信じてやれよ」
「ムリだよ……っ」
泣きながら嗚咽を漏らすユメさんに胸が締め付けられる。
「ヒロトは……もう、あたしのことなんて……っ……なんとも思ってないんだよ……っ」
夫婦の問題は夫婦にしかわからないから、あたしはなんて声をかけていいのかわからなかった。
「それは直接本人に聞け」
リュウはリビングの上にあるロフトに目をやった。
「聞いてただろ?いい加減出て来い」
なんてわけのわからないことを言うから、あたしとユメさんも思わずそこを見て黙り込む。
な、なに⁉
まさか……。