《続》俺様ホストに愛されて


「俺といる時に他のこと考えんなよ」



「え、あ……ごめん。でも大事なことだし」



フォークにパスタを巻き付けて口へと運ぶ。



食べたくなくても、赤ちゃんの為に食べなきゃ。



そう思いながら無理やり水で流し込む。



「なんだよ、大事なことって?俺には言えないわけ?」



ムスッとしながらリュウが不機嫌な声を出す。



手元にあるお皿を見ると、食べ終えたのかすでに空っぽになっていた。



昼間働くようになってから、リュウは髪を黒くした。



スーツもネクタイを締めて着るようになった。



昔のリュウも好きだけど、ネクタイを締めた今のリュウの姿も好き。


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