《続》俺様ホストに愛されて
あたしとしたいと思ってくれてる?
ちょっとだけ気になってみたり。
そんな話は普段しないから、リュウがどう考えてるのかはわからない。
リュウの家庭環境が複雑だということもあって、なんとなくそういう話題を避けていた。
結婚に対していいイメージを抱いていないんじゃないかなって、どうしても思っちゃう。
「なんだよ?人の顔ボーッと見つめて」
「え……?あ、いや……っ、なんでもない」
結翔くんを見ていると思っていたリュウが、いつの間にかあたしの顔を覗き込んでいた。
身振り手振りで慌てて否定するあたしに、リュウはフッと笑いながらからかう。
「そんなに俺のことが好きなのかよ?」
うぅ
「ち、ちがっ」
そう言いかけると、たちまちリュウの眉間にシワが寄った。