《続》俺様ホストに愛されて
「わかった。もうなんも言わねぇよ」
リュウは小さくため息を吐いてから、あたしに向かってそう呟いた。
その言葉通り、その後リュウはなにも言わなくて。
ひどく突き放された気がした。
あたしが拒否したから気を悪くしちゃった?
だけど、あたしは悪くないよね?
間違ってないよね?
気まずいままタクシーに乗り込み、軽くランチをしてから部屋に帰った。
バイトのことも
結婚のことも
なにもかもが中途半端な状態のまま、聞き出すことが出来なかった。