《続》俺様ホストに愛されて
正直、働いていないから毎日暇で仕方ない。
昼間は部屋にいてくれると言っても、夜働いているリュウとあたしではほぼすれ違いの生活。
お昼前に寝て夕方に目を覚ますリュウ。
最近はお店が忙しいらしく、起きてすぐに部屋を出て行くことが多い。
『Rose Pink』にも全然顔を出せてないことがちょっと寂しかったり。
リュウと過ごす時間が減ったこと
なんでもない振りしてるけど、本当はすごく寂しかったりしてるんだ。
仕事が忙しいのはいいことだけど、職業が職業なだけに不安が大きい。
「今日の夜、ユメさんの家にご飯食べに行って来るね」
未だパソコンに向かい続ける背中に、あたしはスマフォの画面を見つめながら言った。
実は昨日、ユメさんから急なお誘いがあったんだ。
すっかり仲良くなり、こうして時々会ったりしてる。
「帰り、あんま遅くなんなよ?それと、危ねぇからタクシーで行って帰って来い」
まるで小さい子に言うみたいな言い方。
あたし、子どもじゃないってば‼