《続》俺様ホストに愛されて
「今日、泊まってくでしょ?」
お母さんは、部屋の窓からすっかり日が落ちた空を見上げていた。
同じようにあたしも空を見上げる。
どうしよう、リュウも一緒だし。
リュウだけ帰ってもらう?
でも、申し訳ないな。
送ってくれたのに。
「一緒に泊まれば?」
あたしの思いを読み取ったらしい大樹が、眠そうにアクビをしながら呟いた。
「で、でもっ」
「いいだろ、別に。いずれは紹介するつもりなんだろ?だったら今すれば?」
「なんの話だ?」
「あら、なんの話?」
その言葉に、お父さんとお母さんが同時に反応した。