初恋~バイト先の先輩編~
倉橋先輩

レモンティー


 「ねぇー、千江!今日、放課後暇?」


 「えっ!?暇だけど…。」


 「んじゃ、空けといて!レッテスタワー行くから。」


 「えっ!?なんで!?」


 みなさん、おはようございます!あるいはこんにちは?こんばんわ?


 こちらは昼の休み時間でございます。申し遅れました。私、亜多橋 千江と言います。


 それから、友達の相川奈緒。中学からの友達で今、私の机に両手をおき、乗り出してきています。


 このこ、なんでこんなにテンション高いんだっていいますと…


 あっ、悪い子じゃないんですよ!


 「レモンティーができたの!やばくない!?」


 「えっ、何が!?ってか、レモンティーってなに?」


 「はっ!?ほんま信じられへん。自分なにゆうとん?」


 彼女、たまに神戸弁に戻るんです。


 あっ、これは聞いた話ですけど、神戸弁と、関西弁と違うみたいですよ。


 「いや、ごめん。」


 「はぁー。ファッションの店だよ。服がチョーかわいいの。」


 「ふーん。でも、何であたしがついてくの?」


 
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