~恋桜~
~好きな人~
「ねぇねぇ、花菜」
「ん~…なに?」
「花菜と一緒にいた不良っぽい人誰?」
「ぶっ……!!」
学校の帰りの途中、いきなり百合が龍君の事を聞いてくるから私は、飲んでいたペットボトルの冷たいレモンティーをはいた。
「ごほっ…ごほっ…どうしたの?いきなり」
「だって、花菜私の事は言っておいて、その人のことは言わなかったじゃん?」
「ごめん、ごめん。
松永 龍希。私は、龍君って読んでるの。」
「へぇ~…龍君…ねぇ…」