チョコ・メモリーズ
第一章
「やだ!チョコ売り切れてんジャン。」


チョコ屋さんのショーウィンドウで立ち尽くしている女の子がみているのは

『売り切れ』の文字。

「はぁぁぁ・・・」女の子の名前は高校生の須藤美樹(スドウミキ)

彼女の目的はバレンタインのチョコレート。


そう、今日は聖なるバレンタインである。

「君チョコいるの?」 「え・・・・」

近づいてきたのは美樹と同じ高校生くらいの長身で美形の男子。

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