チョコ・メモリーズ
最終章

チョコ・メモリーズ

「バイバイ!」


「バイバイ!また明日」


近藤君と別れを交わし、一人で家に帰る。


その夜―



行かないで…




淋しいよ…








これは何?





泣いて叫んでる自分。


イカナイデ…



サビシイヨ…



これは夢なの?





♪―♪―♪


突然なる着信音に目を覚ます。


さっきの嫌な夢のせいで汗がぐっしょりだ。
「はい…」


「もしもし?美樹ちゃん?実はね…」


かけてきたのは近藤君のお母さん。


受話器に耳を当てて話を聞くと、それは予想以上の話だった。


「今すぐ行きます。」

電話を切った瞬間震えが止まらなくなる。
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