チョコ・メモリーズ
『〇〇病院』
303号室に急ぐ。
バンッ
勢いよくドアを開けるとそこにいたのは、 眠ってる近藤君と 親戚と医者だった。
「こ…近藤君何があったんですか?」
「実はね、昨日帰り道で車にひかれたみたいで…」
ひかれた?
とてもそうは思えない。
でも口には呼吸を手助けする機械がつけられ、心臓を調べているのだろうか…
脈の具合を表した線と数値が映ってる機械。
「声をかけてあげて。」
一人の看護士が言った。
「近藤君…目開けて。私はここにいるよ… だから…ね?」
それでも目を覚まさない。
「ねぇ…近藤君… 隆!!」
初めて隆って言えたよ…
届いたかな?
ピーー
脈の線はまっすぐになり数値は0。
心臓が動いてないという音が虚しく響き渡る。
もう私の耳は何も聞こえない。
「いや…隆…隆…隆…」
「ご臨終です。」
「いやぁぁぁぁぁ!」
皆泣いてる。
当たり前だ。
でもなぜ?
私は涙さえでないよ。
これも夢だよね?
そうよね?
さっきの夢のつづきだよね?
ねぇ!
誰か答えてよ!
「た…かしぃ…」
涙が止まらない。
隆って呼べたよ。
でも生きてる隆に言いたかった。
目を見て言いたかった。
隆って…
二人でチョコ食べたかった。
303号室に急ぐ。
バンッ
勢いよくドアを開けるとそこにいたのは、 眠ってる近藤君と 親戚と医者だった。
「こ…近藤君何があったんですか?」
「実はね、昨日帰り道で車にひかれたみたいで…」
ひかれた?
とてもそうは思えない。
でも口には呼吸を手助けする機械がつけられ、心臓を調べているのだろうか…
脈の具合を表した線と数値が映ってる機械。
「声をかけてあげて。」
一人の看護士が言った。
「近藤君…目開けて。私はここにいるよ… だから…ね?」
それでも目を覚まさない。
「ねぇ…近藤君… 隆!!」
初めて隆って言えたよ…
届いたかな?
ピーー
脈の線はまっすぐになり数値は0。
心臓が動いてないという音が虚しく響き渡る。
もう私の耳は何も聞こえない。
「いや…隆…隆…隆…」
「ご臨終です。」
「いやぁぁぁぁぁ!」
皆泣いてる。
当たり前だ。
でもなぜ?
私は涙さえでないよ。
これも夢だよね?
そうよね?
さっきの夢のつづきだよね?
ねぇ!
誰か答えてよ!
「た…かしぃ…」
涙が止まらない。
隆って呼べたよ。
でも生きてる隆に言いたかった。
目を見て言いたかった。
隆って…
二人でチョコ食べたかった。