チョコ・メモリーズ
「あげるよ。」そういって男子がポケットから


板チョコを出した。「そこのスーパーのあまり。これでよければ。」


「あ、ありがとうございます!」とりあえずお礼をいうが、

知らない人から物をもらわないのが、家の教訓である。


だってお金を求められるかもしれないし。

「あのお金とかは・・・」  「いいよいいよ。俺そこまでケチじゃないし。ははは」

彼はほんわかした柔らがな笑顔を見せた。
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