―君ノ隣―
空港につきイタリア行きの搭乗ゲートを探した。
搭乗ゲートを見つけるとそこにはたくさんの人がいた。
「美羅!!」
「どうしてここに…。」
「なんで黙って行こうとするんだよ!」
美羅さんは私たちの姿を見ると涙を流した。
「だって会わせる顔もないし…。もう会えないから…。」
「また会おうねって言ってよ!」
「雪奈ちゃん…でも…。」
「私たち友達でしょ?」
「イタリアでがんばれよ!」
「また会おうね♪」
「俺にとって美羅は大切な幼なじみなんだからな!
もう会えないとか言うなよな。」
「みんなっ…!!ありがとう!また会おうね!」
美羅さんは涙をふいて笑顔でそう言うと
荷物を持って搭乗ゲートに向かって行った。
「さて帰るか!」
「あっきー怒ってるかな?」
「みんなで怒られに帰りますか!」
「うん!」
案の定学校に戻るとあっきーに怒られました。
でも美羅さんに会えて良かった。また会おうね。
これからも私たちは友達だよ。