―君ノ隣―

そんな不安を抱えたまま11月になり修学旅行前日。

今日はホテルに届ける着替えなどの荷物を持ってくるだけ。だから1限で終わる。

そして今日は智くんと遊ぶんだ。
亜由加と政くんも遊ぶらしくいつもよりテンションが高かった。


「じゃあな!」


「おぅ!」


「亜由加、明日寝坊しないでね♪」


「了解!じゃあね♪」



智くんたちと一緒に電車を降りて、亜由加と政くんは腕を組んで帰って行った。

そして智くんとニケツして家に向かった。


目の前には大好きな人の背中。今から大好きな人の家に行く。明日から修学旅行。

なのに私は不安を抱えたまま。やだなこのまま抱えたままなんて。

しばらくすると智くんの家に着き部屋に通された。

そういえば智くんの部屋にきたの久しぶりかも。

相変わらずモノトーンで統一されていてきれいな部屋だった。


私と智くんはベットにもたれながら楽しく話していた。

なんで緊張してるんだろ。

すごくドキドキしてる。

久しぶりに部屋に入ったからなのかな。



「もしかして緊張してる?」


「うん…なんでだろね?」


「雪…?」


「なに?…んっ。」


智くんに唇を奪われそのままベットに運ばれ、私たちは一つになった。


< 38 / 98 >

この作品をシェア

pagetop