―君ノ隣―
そんな不安を抱えたまま11月になり修学旅行前日。
今日はホテルに届ける着替えなどの荷物を持ってくるだけ。だから1限で終わる。
そして今日は智くんと遊ぶんだ。
亜由加と政くんも遊ぶらしくいつもよりテンションが高かった。
「じゃあな!」
「おぅ!」
「亜由加、明日寝坊しないでね♪」
「了解!じゃあね♪」
智くんたちと一緒に電車を降りて、亜由加と政くんは腕を組んで帰って行った。
そして智くんとニケツして家に向かった。
目の前には大好きな人の背中。今から大好きな人の家に行く。明日から修学旅行。
なのに私は不安を抱えたまま。やだなこのまま抱えたままなんて。
しばらくすると智くんの家に着き部屋に通された。
そういえば智くんの部屋にきたの久しぶりかも。
相変わらずモノトーンで統一されていてきれいな部屋だった。
私と智くんはベットにもたれながら楽しく話していた。
なんで緊張してるんだろ。
すごくドキドキしてる。
久しぶりに部屋に入ったからなのかな。
「もしかして緊張してる?」
「うん…なんでだろね?」
「雪…?」
「なに?…んっ。」
智くんに唇を奪われそのままベットに運ばれ、私たちは一つになった。