―君ノ隣―


「とーもーきーっ!」


「んっ…なに?」


「授業終わった。」


「あ…そう…。ねみぃ。あれ…雪は?」


「なんかいつの間にかいなくてさ。」


「探してくる。先に帰っていいよ。」


「了解。亜由加帰ろー♪」


政希と亜由加はいつも通りラブラブしながら帰って行った。

教室にはほとんどいなくて、いつもの騒がしさはなくとても静かだった。

さて探すか…ってどこを探そう。カバンはまだあるし。

俺は適当に歩き回り校舎をみて回り、体育館のほうに向かった。


< 5 / 98 >

この作品をシェア

pagetop