―君ノ隣―
「あのね…実は昨日竹井くんに告白されたの。
辛い思いさせないって幸せにするって。」
「……。」
「でもね辛い思いも大切だと思うの。もちろんケンカも。
だってそれが恋だと思うんだ。だからね…。」
俺は何も考えず人の目も気にせず雪を抱き締めた。
びっくりしていたが雪も手を回した。
「ごめん傷つけて。俺は雪が大好きだよ。」
「私も大好きだよ。」
「なーに公共の場で抱きついてんだよ!
ま、仲直りしたみたいだからいいけど!」
「あゆバッチリ写真撮ったよ♪
仲直りできてよかったね♪」
その後水族館を出てから運転手おすすめのところで夕食を済ませホテルに戻った。
車内は午前中のときより盛り上がった気がした。
本当に楽しくて雪と仲直り出来て本当によかった。