―君ノ隣―
麻里side
ついにバレたあたしの嘘。
でも…もういいの。
賭けを言ったのは確信があったから。
あの二人だもん。きっと…。
でもどこかで期待しているあたしがいて…。
それがすごくイヤだった。
わかってるのに諦めきれない自分。
ダメだな…。
でももう覚悟は決めた。
どんな結果になってもあたしは受け入れる。
だって…うまくいくって最初から思っていなかった。
いつも罪悪感を胸に抱いていた。
でもやっぱり智樹を手放したくなかった。
でももういいの。
どうなっても受け止める。どんな結果になっても受け止める。
そう心に決意した。