ミントチョコの魔法 〜afterプラス〜
動きはじめたそれぞれの気持ち
お互いの涙が乾いたころあたしたちは体を離して隣同士に座った。
あの日あたしが立ち聞きしたこと。
それがすべて1人で勘違いしてたこと。
考えたらわかること。
でもそんな余裕すらなかった。
「・・・あたしね、2人が話してるの偶然立ち聞きしちゃったの。なっちゃんが『仕事のために片想いしてる姿見たくない』って言ってたこと。それとね・・・栄が『好きなのはお前だけだよ』って言ってたこと」
「・・・ごめん。ほんとそれだけ聞いてあたしたちが付き合ってると思ってたらあたしもあいつも最低すぎる。でもそれは全部あたしの彼氏のことだよ。彼氏の仕事のこと。あいつも彼氏の気持ちを言ってくれただけだから」
「うん。そうだよね。栄もなっちゃんもそんなことするわけないって考えたらわかるのに・・・」
あの日あたしが立ち聞きしたこと。
それがすべて1人で勘違いしてたこと。
考えたらわかること。
でもそんな余裕すらなかった。
「・・・あたしね、2人が話してるの偶然立ち聞きしちゃったの。なっちゃんが『仕事のために片想いしてる姿見たくない』って言ってたこと。それとね・・・栄が『好きなのはお前だけだよ』って言ってたこと」
「・・・ごめん。ほんとそれだけ聞いてあたしたちが付き合ってると思ってたらあたしもあいつも最低すぎる。でもそれは全部あたしの彼氏のことだよ。彼氏の仕事のこと。あいつも彼氏の気持ちを言ってくれただけだから」
「うん。そうだよね。栄もなっちゃんもそんなことするわけないって考えたらわかるのに・・・」