ミントチョコの魔法 〜afterプラス〜
「なんでそんなこと言うの?遼ちゃん。あたしは好きなんて言える資格・・・」




「資格なんていらねえよ。俺はそのままありのままの気持ちをお前に言っただろ?お前はそれすらもないがしろにしてるし、はっきり言って言いたいことも言えねえでグルグル悩んでるお前なんて俺はすぐに落とせる自信あるんだぜ」




そうやってあたしの顎をクイッと上げて顔を近づける遼ちゃん。



嫌だ。無理。やっぱり遼ちゃんはいとこ。それ以上でも以下でもない。




「無理だよ。やだ。遼ちゃんのことはいとことしか思えない」




ピタッと止まった遼ちゃん。
危ないもう少しでキスされるかと思った。
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