ミントチョコの魔法 〜afterプラス〜
2人でお互いの目を見て笑った。


ずっとなれないってあたしが隣に並ぶことはないって思ってた栄の彼女になれたんだ。


嬉しくて嬉しくてもっともっとそばにいたい。近づきたい。




「あのね・・・ギュッとしてもいい?」




「えっ?」




「今ね、すごくすごく栄に近づきたい。もっとそばにいきたい。思いっきりギュッとしたいの」



「ちょ、ちょっと待って。今の言葉反則だから」




手がパッと離された。


あたし何か嫌なこと言ったのかな?
栄が手で顔を隠してそっぽ向いちゃった。




「やだーっ。こっち見てよ。あたしのこと・・・」
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