ミントチョコの魔法 〜afterプラス〜
栄があたしの隣に座って手を握る。あたしもその手をギュッと握り返した。




「・・・ごめん。ちょっと限界で。俺も後から言っててちょっと恥ずかしかった。でもその姿見せたくないし独り占めしたいのは本当だから」




「栄が照れるのわかるよ。あたしもこんなこと平気で言ってたもんね」




でもヤキモチすごく嬉しかったなあ。



「あーっ!!しかも腰が抜けちゃったから風船取りにいけない」




「風船?」




「そう。ハートの風船」




「それってジンクスのやつ?もういらないだろ」




「そっか。そうだよね。だってあたし・・・えへへ。栄の彼女だもんね」
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