ミントチョコの魔法 〜afterプラス〜

「・・・ごめんね」





「気にすんなって言っただろ。ほら。溶けるぞ」





「あ、あわわ。ではいただきます。んー美味しい。やっぱりチョコミント最高。ストロベリーも美味しい」





「ん。バニラとチョコも食っていいぞ」




アイスを買ってもらってお店を出る。



あたしの左手にはチョコミントと
ストロベリーのダブル。



栄の右手にはバニラとチョコのダブル。




目の前に差し出された栄のアイス。
スプーンで掬って口に入れる。




「バニラとチョコも美味しい。栄も食べる？あ、チョコミントだけ・・・」





あたしの左手を掴んでそのままアイスを口元に持っていく。


そしてそのままチョコミントアイスを
かじった。




「うわっ。やっぱり歯磨き粉」





や、ヤバイよ。
あたしの手が掴まれたままアイスが栄の手に溶けて彼がそのままそれを舌で掬う。




もちろんあたしの手にも溶けたアイス。
離された手。