ミントチョコの魔法 〜afterプラス〜
「えっ?さ、栄?」




「ふーん。デートね。あ、そういや新庄って家この駅だよな?進路も悩んでたみたいだし。話聞いてやるよ」





「えっ?えっ?で、でも・・・」





「いいから。じゃ栄、気をつけて帰れよ」




あたしたちの前にたまたま現れた
遼ちゃん。



あたしの手を掴んで歩き出す。



栄がどんどん遠くなる。





「さかえーっ。今日はありがと。また月曜日ね」





栄は少しだけ怖い表情をしてたけど最後は笑って手を上げてくれた。






さっき・・・デートって言ってくれた。
デートだと思ってくれてたんだ。
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